Method#001

シーポリ船橋署署長からのご挨拶

皆さんはじめまして。
シーバスポリス船橋署署長を勤めさせていただいておりますShinjiポリスと申します。
気が付けば7年もの間、シーバスポリス船橋署署長をやってきたわけですが
その間に沢山のメールを頂きました。

その中でもっとも多い内容が
「富津や木更津などのメジャーポイントでは釣れるのですが
船橋ではなかなか検挙することができません
いったいどこでそんなに釣っているのでしょうか?」

このような内容のメールです。

大体月に2〜3通はこのような内容のメールを頂きます。

これに
「どこそこに行けば釣れますよ」
と答えれば
私と同じくらい検挙することはわけもないことでしょう。
しかし、それでは大事なものを失いかねません。
そもそも富津や木更津の現場を開拓できたなら
船橋なんて私に聞かなくても開拓できるはずです。
結局こういった方は人の情報だけを頼りに捜査をしていたのではないでしょうか?

現場を探す大変さ。
これを知らない者は簡単に人に教えてしまうし、
その現場を大切にすることもないでしょう。

魚を探す大変さ。
これを知らない者は魚を丁寧に扱わないし、
自然に敬意を払うこともないでしょう。

現場探しに苦労し、魚の潜伏先を見つけるのに苦労するその間に
捜査技術だけでなく、このシーバス捜査に対するモラル・信念が養われてくるのです。
この時間が非常に大切なんです。

誰にでも経験のあることだと思いますが
シーバス捜査をはじめたの頃は魚にベタベタ触っていたし、
リリースもすばやく行っていなかったし、
ただ魚が釣れればいいとそんな理由で
今思い返すととんでもないことをやっていたなと反省すると思います。

誰でも最初はそんなもので多少の犠牲はやむ終えません。
しかし、この捜査を続けている内に釣る技術だけでなく
魚に対する接し方も上手になり、
魚を釣ればつるほど自然に畏怖し謙虚になったはずです。

だれに言われたわけでもないのに
魚に対しできるだけインパクトの少ない方法で検挙するようになったし、
釈放もできるだけスピーディーに行うようになったし、
ましてやゴミを捨てるなんて考えたこともない。
釣る技術の習得と同時にモラルや信念が形成されて
それが今の自分の根幹を成していることは皆納得されると思います。
これも大切な時間を経験してきたからの結果であって
そうでない場合はどういう結果をもたらすのかは簡単に想像が付くと思います。

近年の現場荒れ、ゴミの増加、魚に対する職務執行法違反など目に余る行為の急増は
そういった大切な時間を経験してこなかった人間の増加と比例しているのではないかと
私は考えています。

またこういったメールに対し、簡単に現場を教えてしまっては
現場を見つけ、魚を見つけ出すという捜査の最大の醍醐味
経験してもらうことができません。
捜査を重ねるに連れ、一歩一歩犯魚に近づいているという実感。
己の知識・経験・技術全てが合致し魚を手にできた時の喜び。
これを味あわなくして捜査をしていても
それはただの漁でありシーバス捜査とは呼ません。

しかし、だからといって折角こんなサイトを見てくれ問い合わせてくれる方々に
上記の理由で現場は自分で探しなさいと言うんじゃ
このサイトの存在意義がない。

ですので少しでも皆様の捜査の参考になるように
現場の探し方、信念、心得などを書いていこうと思います。
私なんかでは何も変わらないかも知れませんが
少しでもプライドのあるアングラーが増えることを願って私は書き続けます。


最後に
「何を釣りごときにそんな熱くなってんだ」
とお思いの方、
シーバスポリス船橋署は
“シーバス釣り”ではなく
“シーバス捜査”をしているので
見当違いのツッコミは不要です。