Method#009
リール選定
ウェーディングの捜査方法でリールに求められる最も重要な性能は
流れを読むための感度です。
一般的にリールはスムーズならスムーズなほど良いと言われていますが
シーポリはこれを断固として否定します。
というのもダイワのセルテートという現存するリールの中でも
トップクラスのスムーズさを有するリールを購入したのですが
その最高峰の性能が思ってもみなかった結果を引き起こすのです。
実際に使用してみるとお店で感じたとおりの巻き心地で
そのスムーズさとギヤノイズの少なさ、トルクフル感にすっかり魅了されてしまいました。
抵抗の大きなルアーでも一ランク抵抗の小さいルアーを巻いているような錯覚を起こすほど
ギヤとギヤのパワーロスがなくスムーズな巻き心地で、
その性能にはただただ驚くばかりでした。
しかし、そのあまりにもスムーズ且つトルクフルな巻き心地が災いして
流れの変化までも消してしまったのです。
ちょうど高級車がロードノイズも感じさせず凹凸をしなやかに乗り越えていってしまうように
流れの変化もすんなりと乗り越えていってしまったのです。
波の穏やかなときなら集中すれば何とかなるものの
当然そんな状況ばかりとは限らず、
以前より捜査に集中力を要し疲れやすくなりました。
流れも強いものなら判断できるものの
その強い流れのエッジや巻き返しなどの細かな部分、(そこが一番重要)
そういったものが不鮮明にしか分からず明確な戦略が立て難くなりました。
そしてダイワのリール全般に言えることですが
海水の水没に対する耐久性が全くありません。
干潟ウェーディング捜査は海に深く入水する捜査方法ですので
毎回リールは波をかぶりますし、二回に一回は水没させてしまいます。
私は以前たった一回水没させただけで急に巻き心地が悪くなったので
オーバーホールに出したのですが
ピニオンギヤ+ドライブギヤ+ベアリングの交換をしなければ直らないといわれ
14000円近くの経費が掛かりました。
ダイワのリールは海水に一度でも水没させた場合、
問答無用でギヤとベアリングの交換となってしまうようです。
水没させるすぐ一ヶ月ほど前にオーバーホールに出したばかりでしたので
何故ギヤまで交換しなくては直らないというのか不思議でしたが
お金を払わざるを得ませんでした。
これでは二回に一回一万以上の出費となり割に合いません。
干潟ウェーディング捜査でリールにもっとも求められる性能の一番が感度だとしたら
二番目は耐久性です。
新品の状態ではどんなに回転性が良くても
たった一度の水没でその性能が失われてしまうようなリールに用はありません。
そこで現在はシマノのツインパワーC3000をメインに使用しています。
こちらは懸念していたライントラブルも全くなく感度も非常に良く
二年間フルに使用しましたが性能はほとんど劣化していません。
海水の水没に対する耐久性も目を見張るものがあります。
ラインローラーのベアリングの定期的な交換とオフシーズンにオーバーホールに出せば
あと数年は使えそうです。
ちなみに最近のリールはほとんど防錆ベアリングが搭載されていますが
海水の場合、ベアリングが錆び付いてしまうということより
ベアリングの中に入った海水が塩の結晶となりベアリングの性能を劣化させることが多いので
なるべくメンテナンスをした方がよいでしょう。
ここまで散々デメリットばかりを列挙したダイワのセルテートですが
全く使えないダメなリールというわけではなく
あくまで干潟ウェーディング捜査のような水没に対する耐久性が求められ、
感度重視の繊細な捜査には合わないというだけで
パワーの要る青物捜査などでは最強のリールです。
他のどのリールよりドラグ性能が高く、疲労感も少ないのでオススメです。
以上のような理由から私は水没する可能性の低いサーフやオカッパリではセルテート2500を、
水没する可能性の高いウェーディングではツインパワーC3000を使い分けています。
- <ウェーディング>

シマノ(SHIMANO) 05’ツインパワー C3000 A−RB
スプールの糸巻き量ですが1.5号のPEラインがちょうど150m巻けます。耐久性も抜群で一生これでいいかも。
- <サーフ・陸っぱり>

ダイワ(Daiwa) セルテート 2500
スプールの糸巻き量ですが1.5号のPEラインがちょうど150m巻けます。耐久性は無いですがパワフルな巻き心地。













