MethodExtra#003

魚の視力はどうなっているのか

人間であればバタンと音がし、何かが居ると思ったら
今度は視力を頼りにそれが何か判断しようとするはずです。

シーバスも同じで着水音を側線などの器官で感じたら
次は目も使ってそれを認識し判断しようとします。

シーバスの目は人間とは違いほとんど色盲で視力も0.1ほどしかありません。
しかし、私たちの考えるように0.1だから目が悪いというわけではありません。
人間のように近いものほどはっきり見えるという仕組みではなく
近いものは人間よりはっきりとは見えないけれど
遠くのものを見る視力であれば人間よりも遠くを見ることができます。(図一参照)

図一


近いものもぼんやりと見え、遠くのものもぼんやりと見えるわけです。

また人間には見えない紫外線を見る目を持っていて
暗いときや濁りのある状況でもシルエットははっきり見えています。
どんなに暗くても水中から空を見ればシルエットは浮かびます。
人間には全く見えない状況でも
シーバスは視覚ではっきりルアーを認識していると思ってもらって構わないでしょう。(図二参照)

図二


また色盲といいましたが一応色は見分けられます。
青、赤などは黒に見え、
紫などはグレーに見えます。
そして一番はっきり区別できるのが黄、緑です。

このルアーは赤と白色のコンビネーションのルアーだということは認識できても
アジカラーだとかアユカラーだとかそんな詳細な部分はほとんど関係なく
カラーにおいてはシルバーー系、濃い系(黒や赤)、薄い系(白や黄)
三種類として判断していると思ってもらってかまわないでしょう。

また魚はルアーの特徴を詳細に見ているのではなく
特徴をデフォルメし強調してみています。
なので顔のリアル彫りだとかリアルカラーリングだとかそんなことは魚にとってはどうでもいいわけです。

捕食時において重要なのは
経験上カラーよりもシルエット・ボリューム感だと思います。

このような理由から私はシルバー(シルバー系)とブラック(濃い系)とホワイト(薄い系)しか使用しません。
あえて一番好きなカラーを上げるとすれば透明の反射板入りなんですが
最近はハンドメばかりなのでどうしようもありません。