MethodExtra#005
釣れるルアーとは
「4.何故ルアーを食うのか」で説明したとおり、
生物をリアルに模倣するためにはストローハル数を0.2〜0.4以内に設計すればいいと書きました。
でもシーバス捜査は想像以上に奥が深い。
「本当にシーバスは捕食時にその水流が0.2〜0.4の範囲内だったら
生物だと判断し食い、そうでなかったら食わないのか?」
答えは否ですね。
シーバスはどんな種類のルアーだって釣れます。
たとえ木片にフックを付けただけの物でも釣れます。
そのときのストローハル数はおよそ生物とは言いがたい数値を示しているかもしれない。
それでも魚は釣れてしまう。
それにこの理論ではリアクションバイトの説明がつきません。
ということはこういう結論になるんじゃないか思います。
”魚は何も食う前段階でルアーを生き物か、そうじゃないかの
二択の判断はしていないのではないか?”
魚も食いつく前段階でルアーが餌かそうでないかなんて分かってない。
それが自発的に動いているので確かに生物以外に考えられないけれど
嗅覚も視覚も側線も内耳も
それを生物とは示していない。
でも、今食べなきゃ明日餌が食べられるという保証もない。
「じゃあ、とりあえず口に含んで
食べられそうもなかったら吐き出せばいいや。」
このように思考し行動に出るから
ルアーなんかでも釣れてしまうんじゃないかと。
魚にとっては口は人間の手にあたる器官であり触覚です。
口に含んで確認してから吐き出すなんて日常茶飯事。
「なんだこれ?」
といって人間が物を手に持つ行為となんら変わりありません。
まさかルアーというものにフックというものが付いているなんて想像もしていない。
つまり魚を釣るにはこれといった確実な方法なんてないけれど
ルアーを口に含ましてしまえば勝利なわけで
とりあえずどんな手を使ってでも口に含んでもらえばいいわけです。
シーバスがどう考えようと口を使わせれば勝ちだと。
結果オーライだと。
だから口を使わせる確立を上げるための手段として
ものすごくリアルに魚を模倣するだとか
イレギュラーな動きをするだとか
パーマークをデフォルメするだとか
後方の水流を考えるだとか
そういう工夫をすると。
魚を釣るにはこれといった確実な方法はないけれど
こういった不確実な要素ながら機能として持たせておけば
どれか当たるるかもしれない。
つまり釣れるルアーとは
不確実な要素ながらそういったものを複数備えているルアーが
釣れるルアーだという結論になります。
不確実な要素でも確立的には沢山持っている方が有利だと。
確率論なんです、結局は。
だからパカクラフトはこのような釣れる要素を沢山持っている
欲張りなルアーを製作しているわけです。
(でもまあ、専門的な機器があるわけでもなく紙面上でシュミレートしているだけなんで
机上の空論になってる可能性もあります。
このため、実際に捜査に出かけて魚の反応をみることが重要であり、
そのための期間もまた長期間に及んでしまうので
益々開発期間が延びるわけでもあります。)
最終的にはその内どれが利いているのかなんて
魚に聞かなければ分かりません。
でもその
永遠に分からないところがロマンであり
釣りの面白さであるとおもっています。













