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Report#003

2008/01/08南房総捜査報告書

昨日の作戦どおり、今朝は河口から捜査開始。
暗いうちならシーバスが出る可能性も高いと思い、
日の出二時間前から現場入りする。
空には無数の星が広がっている。

今日は河川がらみの方が強いと判断し、
あまり広範囲に攻めず河口付近で粘る。
二時間ほど竿を振ったがノーバイトのまま辺りは明るくなってきた。
シーバスは諦めヒラメを狙う。
パカミノーで波打ち際まできっちり巻いてくる。
すると今回の旅で初めてのアタリがあった。
すかさずあわせて戦闘体勢に入る。
ビッタンビッタン首を振っているのでヒラメに違いない。
波打ち際でのヒットということもあってすぐに寄ってきてしまった。
一回目の押し波で一気にズリ上げみごと検挙。

お腹の真っ白な天然もののヒラメ、57cm。
さて証拠写真を撮ろうとベストを漁るがデジカメがない。
昨夜の整理整頓でどうやら車内に忘れてきたようだ。

しばらく続けたが反応がないので、車に戻り証拠写真を押さえる。
pic1

一先ずタンパク源確保。

漁港に移りよく研いだオピネルのナイフで五枚におろす。
アウトドアの知らない人間は1万も2万もするナイフを有難がる傾向があるが
現場ではオピネルには敵わない。
私のは親子二代で使っている代物だ。
ちゃんと研げばこれで十分。

内臓もそのままに向こうが透けて見えるくらい綺麗に捌けた。
pic2

捌いた身を一つずつキッチンペーパーで丁寧に包み、
ジップロックへ移す。
これだけあれば四日は持つ。

早速、その内の一切れで今回の旅で初めてとなるまともな食事を作る。
魚の切り身に切れ込みをいれ、昨日採ったローズマリーの枝を
切れ込みに入れていく。
pic3


同時に塩コショウをしてバターを落とした鍋に投げ込む。
日本酒を少々振りかけ、フタをして蒸し焼きにして最後にバルサミコを掛け
ソースが半分くらいになったらヒラメの香草ソテーバルサミコ風味が完成。
pic4

洗い物がなるべく少なくなるように鍋から直接箸を運ぶ。
あまりにも魚が新鮮すぎて返すときにバラバラになってしまったが
味は抜群。
昨日一昨日と米に味噌しか食べていないので
温かいというだけでも美味い。
気付いたら一瞬で食べ終わってしまった。

 

お昼は昨日とは打って変わって天気が良かったので
寝袋を干したり、各漁港を回ってベイトの有無をチェックする。
この昼という時間帯に他の釣りをしてもいいのだが
今回は長期にわたるので無駄な体力は消耗しないように
朝夕マヅメに限定する。
それにやはりサーフで魚と出会いたい。

 

夕マヅメは今朝釣れた現場と反対の方向で始める。
しばらく釣り歩くと釣り人を発見。
真剣に竿を振っているから迷惑かと思い遠回りして抜こうとすると
「あれ?随分と久しぶりだな!」

よく見ると昨年話しかけられたおじさんだった。
そこからは止まらなかった。
まるでこの一年間を取り戻すように三時間ぶっとおしでしゃべり続けた。
パカクラフトの事、ルーミスの事、モンスターブレイカーの事。(正しくはモンスーンブレイカーですって)
おじさんたちはよく私のことを話しているといって、
昨日のことのように鮮明に覚えていてくれた。
私も近況を報告したり、昨年はイイ魚が捕れた事やルアーの事を夢中になって話した。
気付いたら辺りはすっかり日が暮れていた。

「ああ、悪りいな。すっかり暗くなっちったっぺ」
「明日もここでやるけど一緒にやるけ?」


今回の旅は魚を捕ることも目的だが本当はおじさんたちに会いに来たということもあるので
当然二つ返事で明日も一緒にやることにした。

 

夜はおじさんに教えてもらった駐車場で一人宴会。
肴はヒラメの香草ソテーとお刺身。
これを房総の地酒、「木戸泉/自然舞」でやっつける。
pic5

何度でも言おう。
車内泊で手っ取り早く手足を温めるには酒が要るのだ。
決して私が体たらくな酒呑みなわけではない。

しかしこんなに白身魚に合う酒は珍しい。
千葉のお酒も捨てたもんじゃないなぁ、
などとのんびりやっていると
つい飲みすぎてしまう。
千鳥足で空を眺める。
船橋ではまずお目にかかれないほどの満天の星空。
思わずiPodをウェイン・ショーターの「On The Milky Way Express」にあわせた。


 

タックルデータ
ルアー:パカミノー、R50、システムミノー139F、サラナ、モンスーンブレイカー
ロッド:STR1025
リール:ツインパワーC3000
ライン:PE22lb+シーガーエース8号