Report#004
2008/01/09南房総捜査報告書
昨夜、この旅初めてのヒラメというタンパク源に嬉しくて飲みすぎてしまったせいか
携帯のアラームを無視し続け、起きた頃にはすでに白み始めていた。
急いで支度をし、昨日約束したおじさんのところに向かう。
無事合流すると
「今朝おめえさんの車に差し入れ持って寄ったんだけど
曇っててなんも見えなかったべさ。」
事情を説明して二人で捜査開始。
すると一時間ほどしておじさんの姿が見えなくなった。
折角だから今日は広範囲に攻めようと思って少しづつ移動しながら打っていると
おじさんが戻ってきて、
「ほい。これ差し入れ。」
袋一杯のみかんをくれた。
普段の生活と比べサバイバル生活で一番足りなくなるものは
野菜と水だ。
しかもみかんというやつはナイフなどを使わず手で簡単に食べられる。
差し入れとしては非常にありがたい部類の代物だ。
これだけ大量にあったら今回の旅のビタミンは十分補えるだろう。
しかし、問題はその量とタイミング。
ベストにぶら下げて捜査を続けたが、だんだんその重さが仇となり捜査終了。
昼は温泉。
ちなみにもうお気づきの方もいるかと思うが
入浴は二日に一片しかしていない。
なんせ、一週間を1万円で生活するので
毎日温泉に入ったら軍資金の約50%を入浴代に持っていかれてしまう。
この旅は入浴すら贅沢なのだ。
選んだのは
千倉温泉。
コンビニで”るるぶ”を立ち読みしていたら
彼の源頼朝が出陣前に立ち寄ったことのある由緒ある温泉ということで心惹かれてしまった。
旅館について入浴代700円を払い、いざ頼朝が入浴したという現場へ出陣。
なぜかここも貸切。
携帯で現場写真を押さえ体を洗ってから湯船を目指す。
海の近くだから琥珀色なんだろうなあ、
と思って近づいてみると無色透明。
舐めてみても塩分は入っていないようだ。
湯質は極めて良好で上がってからは体の芯からぽっかぽか。
肌もすべすべで南房総ナンバー1の称号をシーポリから与えたい。
温泉に入った後だと何もしたくなくなるが夕マヅメ。
ポイントまで歩いているとアングラー発見。
なんとなく気になったので声を掛けてみる。
「おー、久しぶり!パカミノーですごいヒラメ釣ったよ!」
なんと昨年お会いした30代くらいのアングラー。
しかもルアーの名前まで覚えてくれている。
そこからまたも三時間以上暗くなるまでしゃべりっぱなし。
やはちこの人はすごい。
ルアーに関しても、釣りに関しても、
私と思っていることがほとんど一緒。
しかも考え方が柔軟で釣りに対しての戦略を明確に持っている。
だから必要となるルアーもロッドも的確に把握している。
その人にパカミノーは他のミノーと比べて飛距離も泳ぎも釣れっぷりもすごいと褒められて
思わず、またプレゼント。
「でもあくまでパカミノーは干潟用なんで
またサーフ用のミノーが完成したら持って来ます」
このマヅメも一度も竿を振らずに去った。
でもこれで今回の旅の目的はほぼ達成。
南房へは釣りをしに来たのだがお二人に会いに来たといっても過言ではない。
60過ぎのおじさんも10個年の離れたお兄さんも
釣りの話題さえあれば全く違和感なく仲良くなれる。
でも釣りへの情熱が薄っぺらなものだったとしたら相手にしてもらえなかっただろう。
こういうときばかりは極めて非生産的な釣りという趣味でも
ずっと情熱を持って続けてきてよかったなぁと思う。
千葉県というこの恵まれた土地をまた少し好きになった。
- タックルデータ
-
- ルアー:パカミノー、サラナ、モンスーンブレイカー
- ロッド:STR1025
- リール:ツインパワーC3000
- ライン:PE22lb+シーガーエース8号